数当てゲーム『hit and blow』の16進数5桁版は手間が増えて面倒なだけだった
hit and blowを難しくしたバージョンのアプリを自分で作って遊んだという趣旨の記事です。
作ったものは下記のリンクで遊べます。
https://meow-noisy.github.io/hit_and_blow_hex/
hit and blowとは
hit and blowは数当てゲームの一種です。Wikipediaだと『マスターマインド』という名前で記事になっています。
hit and blowのオーソドクスなルールは下記の通りです。
- ゲームマスターは最初に当ててほしい4桁の数字を思い浮かべる。ただし各桁の数字はそれぞれ異なる。
- プレイヤーは4桁の数字を予想して答える。もちろん、各桁の数字はそれぞれ異なるものとする。
- ゲームマスターはhit数とblow数をプレイヤーに伝える
- hit数は、正解と予想で、桁が一致した数字がいくつあるかを意味する。例えば正解が1234で予測が0231の場合は、2と3の2つが桁が一致しているのでhit数は2である。
- blow数は、予想した数が正解に含まれる数を意味する。例えば正解が1234で予測が0231の場合は、2,3,1の3つが正解に含まれているのでblow数は3である。
- hit数が4(もちろんblow数も4)になったらゲームセット。それ以外は手順2へ戻る。
私は、このゲームを『シルバー事件』の中で知ったのですが、少ない手数で正解範囲を絞っていくのが面白く、大ハマリしました。
hit and blowのアプリは世の中にたくさんありますが、大抵は0から9までの10つの中から(10進数)で、桁数は3か4桁でした。
それだと物足りなくなったので、やりごたえを求めて、数は0からFまでの16つの中から(16進数)で、桁数は5桁にしたバージョンのhit and blowを自分で開発してみました。
遊んでみた感想
10進4桁との比較です。自分で作っておきながら言うのもひどい話ですが、遊んでいてストレスがたまるだけでした。
- 手順が増えただけで面倒
- 解いていてサクサクさを感じられない
- 10進数4桁だと5〜8回くらいで解にたどり着けるところが、16進数5桁版だと10〜14回程度必要になります。
- hitの桁を覚えているのが面倒
- 5桁なので、解いている最中にどの桁にhitが含まれているかを頭で暗記することができなくなりました。
- しょうがないのでアプリではメモ欄を設けました
おわりに
hit and blowを難しくして遊んでみました。遊んでみて16進数5桁のhit and blowが巷に無い理由がなんとなくわかった気がします。当たり前のことですが面倒さが増えるだけの難しさは面白くないですね。
もともとの動機がJavaScriptの練習だったので、面白いかどうかは後回しでモノができればOK程度に思っていましたが、いざプレイしてみると、もう少し面白くできないかという欲がでてきました。今回の開発はこれで完成としますが、やはり何らかの形で改良したいですね。
この記事を読んでいただきありがとうございました。いらっしゃるかはわかりませんが16進数5桁のhit and blowを遊んでみたいと思われた方のためにリンクを再掲します。
姉妹記事
今回のゲームづくりの開発は1から勉強したのでかなり時間がかかりました。その開発過程を記した記事を別に書きました。興味があればご覧いただけると幸いです。